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六法[ろっぽう]

東西南北の四方と天地をあわせて、六つの方角をさしていう。

歌舞伎の荒事[あらごと]芸として考案された歩き方をさしていう。同じ側の手と足を、前に同時に出す、ナンバン・ ナンバの歩き方を基本としている。日本舞踊の一節でも用いられるが、有名なのは、勧進帳[かんじんちょう] の弁慶の片飛び飛六法といえるだろう。花道の揚幕に向かって、大きく手を伸ばし、高い足踏みをしながら花道を行く、引っ込みの芸である。