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ぶっ返り[ぶっかえり]

衣装の引き抜きの一つ。

上半身の縫い合わせている糸の先端についた玉を

抜くと、糸が抜け、帯を境にして衣裳の上半身部分が

裏返しになり、下にたれることで、別の衣装に早変わりする。

 

それまで演じていた性格が変わり、本性が顕れた事を表す。

 

女形[おんながた]では、『将門[まさかど]』の滝夜叉姫や、

『鷺娘[さぎむすめ]』に見られる。